株式投資

相場循環はどこで判断する?トレンド転換を見抜く判断と注意点を紹介!

  • #投資基礎

「相場循環はどこで判断する?」
「トレンド転換に気づかず損切りが遅れた」
「インジケーターを使っているのに売買タイミングがうまく掴めない」

トレードをしていると、このような悩みを感じる場面は少なくありません。

売買のタイミングを誤る背景には、相場の流れや局面を正確に把握できていないことが大きく影響しています。

その解決策として多くのトレーダーが注目しているのが「相場循環」という考え方です。

本記事では、相場循環の基本的な考え方から判断方法、具体的な分析手法、注意点を紹介します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

相場循環とは何か

相場循環とは何か

相場循環は、トレードの方向性を判断する上で多くのトレーダーが意識している基本的な考え方です。

まずは相場循環の本質的な意味と、なぜトレーダーに重要視されているのかを正しく理解する必要があります。

ここでは、相場循環の基本的な考え方について紹介します。

(1)相場は上昇・停滞・下落を繰り返す
(2)相場循環を理解するとトレンドが把握しやすい
(3)多くのトレーダーが相場循環を意識している

(1)相場は上昇・停滞・下落を繰り返す

相場循環とは、価格が「上昇・停滞・下落」というサイクルを繰り返しながら動いていくという考え方です。

例えば株価が大きく上昇した後は、一定期間横ばいになるか反落するケースが多く、その後また上昇するか下落トレンドへ移行するかの分岐点を迎えます。

もちろん株式市場だけでなく、為替市場や仮想通貨市場など、あらゆる金融市場に共通して見られる特性です。

このサイクルが生まれる背景には、上昇局面では買いが買いを呼び、価格が上がりすぎると割高感から売り圧力が強まるためです。

一方停滞局面では、方向感を見失った参加者が様子見に入り、出来高が低下しやすくなります。

下落局面では不安や損切りが連鎖し、さらに価格が下がっていきます。

この心理の連鎖が、相場循環という形となって価格チャートに現れます。

相場循環を意識することで、今がどの局面かを把握した上でトレードの方向性を決めることができるので、トレードの精度は格段に向上するでしょう。

(2)相場循環を理解するとトレンドが把握しやすい

相場循環を理解すると、現在のトレンドの方向と強さを把握しやすくなります。

トレンドとは一定方向への価格の動きのことで、上昇トレンド・下降トレンド・レンジ(横ばい)の3つに大別されます。

(2)相場循環を理解するとトレンドが把握しやすい

相場循環の考え方を持つことで、単なる価格の上下動から「今どの局面にいるのか」という方向感を捉えられるようになるのです。

例えば、高値と安値を切り上げながら価格が上昇しているなら上昇トレンド、切り下げているなら下降トレンド、高値と安値が一定の範囲内に収まっているならレンジ相場と判断できます。

相場循環の視点を持つことで、トレンドの識別が直感ではなく根拠を持った判断として行えるようになるのです。

(3)多くのトレーダーが相場循環を意識している

相場循環は、機関投資家や大口トレーダーから個人投資家まで幅広く意識されている概念です。

投資家は相場の局面を分析した上で売買判断を行うため、多くの参加者が同じ視点を共有していることが相場循環の信頼性を高める一因となっています。

特に、移動平均線や高値・安値の更新といった相場循環の判断に用いられる指標は、多くのトレーダーが日常的にチェックしています。

参加者が同じポイントを意識することで、その水準での価格反応が実際に起きやすくなるという側面もあるほどです。

一方で、相場循環はあくまでも過去の価格パターンをもとにした分析手法なため、必ずしも同じパターンが繰り返されるわけではありません。

そのため、相場循環だけに頼らず、常に市場環境に合わせた柔軟な判断が求められます。

相場循環はどこで判断すればよいのか

相場循環はどこで判断すればよいのか

相場循環を正確に判断するためには、価格チャートのどの部分に注目すればよいかで悩む方も多いです。

もちろん判断方法は人によって異なりますが、ここでは、一般的な相場循環の判断方法について紹介します。

(1)移動平均線の傾きでトレンド方向を判断する
(2)高値と安値の更新でトレンドの強さを確認する
(3)出来高やボラティリティで勢いを判断する

(1)移動平均線の傾きでトレンド方向を判断する

相場循環の判断方法の中には、移動平均線の傾きを見ることで、現在のトレンドの方向を判断する人もいます。

移動平均線とは、一定期間の終値の平均値をつないだ線で、価格の方向性を視覚的に把握するために広く使われています。

右肩上がりであれば上昇トレンド、右肩下がりであれば下降トレンド、横ばいであればレンジ相場と判断するのが基本です。

特に、短期・中期・長期の複数の移動平均線を組み合わせることで、より精度の高い判断が可能です。

例えば、短期線が中期線・長期線の上に位置し、全体が右肩上がりの状態はトレンドが強い上昇局面と判断できます。

逆に、短期線が長期線を下抜けた場合はトレンド転換のシグナルとして捉えることができるでしょう。

(1)移動平均線の傾きでトレンド方向を判断する

ただし、移動平均線はあくまでも過去の価格の平均値であるため、反応が遅れる「ダマシ」が発生することもあります。

そのため、移動平均線単体で判断するのではなく、後述する高値・安値の更新や出来高などの指標と組み合わせて総合的に判断することが重要です。

(2)高値と安値の更新でトレンドの強さを確認する

高値と安値の更新状況を見ることで、トレンドが継続しているのか転換しつつあるのかを判断することができます。

これは株式や為替取引などの基本である、ダウ理論の「トレンドは転換の明白なシグナルがでるまで継続する」という考え方に基づいています。

上昇トレンドでは、高値と安値がともに切り上がり続けている状態がトレンド継続のサインです。

直近の安値(押し安値)を下回らない限り、上昇トレンドは継続中と判断するのがダウ理論の基本的な考え方です。

押し安値を下回ると、それまでの上昇トレンドが崩れ、トレンド転換の可能性が高まると考えられます。

(2)高値と安値の更新でトレンドの強さを確認する

上昇トレンド中に価格が押し安値を割り込んだ場合、これが「転換の明白なシグナル」となり、トレンド継続の根拠が崩れたと判断します。

下降トレンドでは反対に、高値と安値がともに切り下がり続けている状態がトレンド継続のサインです。

直近の高値(戻り高値)を上回らない限り下降トレンドは継続中と見なし、戻り高値を上抜けた場合に転換のシグナルと判断します。

このダウ理論は、「まだ上がるかもしれない」「そろそろ反転しそう」という感覚的な判断ではなく、押し安値・戻り高値という明確な価格水準を根拠にトレード判断ができるメリットがあります。

チャートに直近の高値・安値のラインを引く習慣を持つことで、転換シグナルを見逃しにくくなるでしょう。

(3)出来高やボラティリティで勢いを判断する

出来高やボラティリティの変化を見ることで、相場の勢いや転換のタイミングを判断することができます。

出来高とは一定期間に成立した売買の数量のことで、価格の動きに伴う市場参加者の関心の強さを示しています。

ボラティリティとは価格の変動幅のことで、相場が活発に動いているかどうかの目安です。

上昇トレンド中に出来高が増加していれば、買いの勢いが強く上昇が継続しやすいと判断できますが、一方で上昇しているにもかかわらず出来高が減少している場合は、買いの勢いが衰えているサインにもなるのです。

また、ボラティリティが急拡大したときは、相場の方向性が大きく変わる転換点になることがあります。

出来高やボラティリティの変化は、価格だけを見ていると気づきにくい相場の内部的な変化を捉えるための重要な補助指標です。

価格の動きと出来高・ボラティリティを組み合わせて見ることで、相場循環の判断精度をさらに高めることができるでしょう。

相場循環の基本的な4つの局面

相場循環の基本的な4つの局面

相場循環は上昇初動・上昇トレンド・レンジ相場・下降トレンドの4つの局面に分けて考えることができます。

どの局面にいるかを正確に見極めることが、適切なトレード戦略を選ぶための第一歩です。

ここでは、相場循環の基本的な4つの局面について紹介します。

相場循環の基本的な4つの局面
(1)上昇トレンドが始まる上昇初動
(2)価格が伸びやすい上昇トレンド
(3)方向感が弱くなるレンジ相場
(4)売りが優勢になる下降トレンド

1つずつ確認しておきましょう。

(1)上昇トレンドが始まる上昇初動

上昇初動とは、下降トレンドや長期間のレンジ相場を経て、初めて上昇の兆しが見え始める局面です。

この局面では、価格が徐々に底を固め、安値が切り上がり始めます。

しかし、まだ多くの市場参加者が上昇を信じ切れていないため、出来高は少なく、値動きも小幅になりやすい特徴があります。

上昇初動は、後の上昇トレンドが本格化した後に振り返って「あそこが転換点だった」と認識されることが多い局面です。

そのため、上昇初動での早期エントリーは大きな利益につながる可能性がある一方、まだ上昇が確認されていない段階のため、ダマシのリスクも高いという特徴があります。

上昇初動でエントリーする際は、損切りラインを明確に設定し、リスクを限定した上で臨むことが大切です。

(2)価格が伸びやすい上昇トレンド

価格が伸びやすいのは、高値と安値がともに切り上がりながら右肩上がりに推移している上昇トレンドの局面です。

この局面では買いの勢いが強く、価格が伸びやすいため、トレードで最も収益を上げやすいタイミングでもあるのです。

上昇トレンド中は、一時的な価格の下落である押し目を待って、買いを入れるのがベストと言われています。

ただし、上昇トレンドが続いているからといって永遠に上がり続けるわけではありません。

高値更新が止まったり、出来高が落ちてきたりするサインが出てきたら、トレンドの終わりを意識して利益確定を検討するとよいでしょう。

(3)方向感が弱くなるレンジ相場

レンジ相場とは、価格が一定の高値と安値の範囲内で横ばいに推移している局面です。

上昇トレンドでも下降トレンドでもなく、明確な方向感が出ていない状態であり、トレンドフォロー戦略が機能しにくい局面です。

出来高が低下し、ボラティリティも縮小する傾向があります。

レンジ相場では、レンジの上限で売り、下限で買うというレンジトレードを得意としている投資家もいます。

ただし、レンジはいずれ上下どちらかにブレイクして新たなトレンドへ移行するため、ブレイクの方向を見極めなければいけません。

そのため、レンジ相場を無理にトレンドフォローで取り組もうとすると、ダマシに引っかかり損失を重ねやすくなります。

レンジと認識したら戦略を切り替えるか、明確なブレイクを待ってからエントリーするのが良いでしょう。

(4)売りが優勢になる下降トレンド

下降トレンドとは、高値と安値がともに切り下がりながら価格が右肩下がりに推移している局面です。

売りの勢いが強く、買いが入っても上値が重くなりやすい状態になります。

下降トレンド中は、一時的な価格の上昇の戻り目を売りのチャンスとして活用する戻り売り戦略が基本です。

移動平均線や直近の抵抗水準まで価格が戻ってきたタイミングを狙い、下落再開を確認してからエントリーします。

株式のように売り建てができる市場では、下降トレンドも収益機会となるでしょう。

一方、下降トレンド中に逆張りの買いエントリーを繰り返すと、戻り目で買っても再び下落して損失を重ねるリスクがあるため、トレンドに逆らった取引は慎重に行う必要があります。

相場循環を使ったトレード判断

相場循環を使ったトレード判断

相場循環を理解するだけでなく、実際のトレード判断に活かすことが重要です。

もちろん局面ごとに適切な戦略は異なり、同じ手法でも相場の局面によって結果は大きく変わります。

ここでは、相場循環を使ったトレード判断について紹介します。

相場循環を使ったトレード判断
(1)上昇初動では押し目買いを狙う
(2)トレンド後半では利益確定を意識する
(3)下降トレンドでは戻り売りを検討する

(1)上昇初動では押し目買いを狙う

上昇初動局面では、下落から上昇への転換が確認された後の押し目を買いで狙うことが有効です。

転換点を確認してすぐに飛びつくのではなく、一度押し目が入ったタイミングで買いエントリーすることで、リスクを抑えながら上昇初動の恩恵を受けることができます。

押し目買いのポイントとしては、直前の高値を更新した後に押し目が入り、そこで直近の支持水準が機能しているかを確認します。

上昇初動はまだ多くの参加者が上昇を信じていない局面のため、逆に大きなチャンスになることがあるでしょう。

ただし、転換が確認されていない段階での早まったエントリーは禁物であり、必ず転換の根拠を複数確認してからエントリーすることが大切です。

(2)トレンド後半では利益確定を意識する

上昇トレンドの後半局面では、新規の買いエントリーよりも保有ポジションの利益確定を優先的に意識することが重要です。

トレンドが成熟してくると、高値更新の勢いが鈍化し、押し目の深さが大きくなり、トレンド転換する可能性も高まるためです。

利益確定のタイミングを判断する目安としては、直近の高値を更新できずに価格が反落した場合や出来高が顕著に減少してきた場合、移動平均線から大きく乖離した場合などが挙げられます。

これらのサインが重なってきたら、全部でなくても一部のポジションを利益確定することで、損失リスクを軽減できるでしょう。

しかし、「もっと上がるかもしれない」という欲がトレンド後半での利益確定を遅らせ、結果的に含み益を大きく削ってしまうことはよくあります。

そのため、相場循環の視点でトレンドの成熟度を意識することで、利益確定の判断に客観的な根拠を持たせるようにしてトレードしましょう。

(3)下降トレンドでは戻り売りを検討する

下降トレンド局面では、一時的な価格の上昇を売りのエントリーポイントとして活用する戻り売りが基本となります。

下降トレンド中は、売りの勢いが強いため、買いエントリーよりも戻り売りの方がトレンドに乗った取引となりやすいです。

戻り売りのタイミングとしては、ダウ理論に基づいたトレンド転換のサインを基準にするのが一つの目安となるでしょう。

下降トレンド中に価格が一時的に反発し、直前の戻り高値を上抜けられずに再び下落した場合、高値・安値の切り下がりが継続していると判断できるため、戻り売りのエントリーポイントとして捉えることができます。

ただし、下降トレンド中にも一時的に強い反発が起きる「ショートスクイーズ」のような現象もあるため、戻り売りの際も損切りラインを明確に設定しておくことが重要です。

トレンドに乗る戦略であっても、リスク管理は常に最優先で行うようにしましょう。

相場循環を判断するときの注意点

相場循環を判断するときの注意点

相場循環の知識を持っていても、判断を誤るケースはあり、分析手法の使い方や市場環境への対応を誤ると、かえって損失につながる可能性も高いです。

ここでは相場循環を判断するときの注意点を3つ紹介します。

相場循環を判断するときの注意点
(1)複数の時間足で相場の位置を確認する
(2)経済指標やニュースによる急変に注意する
(3)インジケーターだけに頼らない

1つずつ確認しておきましょう。

(1)複数の時間足で相場の位置を確認する

相場循環を判断する際は単一の時間足だけでなく複数の時間足を組み合わせて相場の位置を確認することが重要です。

短期足だけを見ていると、より長い時間軸のトレンドに逆らったエントリーをしてしまうリスクがあります。

例えば、1時間足では上昇トレンドに見えても、日足では下降トレンドの戻り局面という場合があります。

この場合、1時間足の上昇に乗って買いエントリーしても、日足の下降トレンドに押されて損失になりやすくなるのです。

そのため、上位足のトレンド方向に沿って、下位足でエントリータイミングを計るという「マルチタイムフレーム分析」が重要になります。

具体的には、スイングトレードであれば週足・日足・4時間足、デイトレードであれば日足・1時間足・15分足というように、3つの時間足を組み合わせて確認する方法を指します。

週足・日足・4時間足などの上位足が上昇トレンドなのであれば、1時間足・15分足などの下位足でも上昇を狙った方が良いです。

このように、上位足で相場循環の局面を確認し、下位足でエントリーポイントを絞り込む流れを習慣化しましょう。

(2)経済指標やニュースによる急変に注意する

相場循環の分析はチャートに基づく技術的な手法ですが、経済指標の発表やニュースによって相場が急変するので注意が必要です。

いくら相場循環の分析が正確でも、予期せぬ外部要因によって一瞬でトレンドが覆されることがあります。

例えば米国雇用統計や消費者物価指数、中央銀行の政策金利決定会合や地政学的リスクの突発的な発生などが挙げられます。

これらのイベント前後は価格が大きく振れやすく、通常の相場循環の判断が通用しないケースもあるため注意しなければいけません。

経済指標を事前に確認し、重要指標の前後はポジションサイズを小さくするか、あえてポジションを持たないという選択肢も有効です。

チャート分析と合わせてファンダメンタルズの動向にも目を向けることが、想定外の損失を防ぐ上で重要となるので理解しておきましょう。

(3)インジケーターだけに頼らない

相場循環の判断ではインジケーターだけに頼るのは危険です。

インジケーターはあくまでも過去の価格データをもとに計算した補助情報であり、将来の価格を保証するものではありません。

例えば、移動平均線のゴールデンクロスが出たのにその後すぐに価格が反落するケースや、RSIが売られすぎを示しているのにさらに下落が続くケースが見受けられるためです。

このように、ダマシとなることはどの手法にも起こり得ます。

インジケーターは相場循環の判断を補助するツールとして活用し、最終的な判断は価格そのものの動きや高値安値の更新、出来高の変化などを総合的に見た上で行うことが重要です。

ツールに依存するのではなく、相場を読む目を養うことが長期的なトレードスキルの向上につながるでしょう。

相場循環を理解するとトレードはどう変わるか

相場循環を理解するとトレードはどう変わるか

ここでは、相場循環を理解するとトレードがどう変わるかについて紹介します。

相場循環を理解するとトレードはどう変わるか
(1)無駄なエントリーが減る
(2)トレンドに乗るトレードが増える
(3)損切りと利確の判断が明確になる

1つずつ確認しておきましょう。

(1)無駄なエントリーが減る

相場循環を理解することで、勝率の低い局面でのエントリーを避けられるようになり、無駄なエントリーが減ります。

多くの初心者トレーダーは相場の局面を意識せずにエントリーするため、レンジ相場で無駄なトレードや、下降トレンド中の逆張りなど、局面に合わない手法を使い続けてしまいます。

その結果、負け続けてしまい、相場の世界から退場することにもなりかねません。

相場循環を把握できるようになると、「今はレンジ相場だからトレンドフォローのエントリーは見送ろう」「今は下降トレンドの戻り局面だから買いは見送って売りを探そう」という判断ができるようになります。

エントリー回数が減っても、局面に合った質の高いエントリーに絞られることで、トレード全体の収益性が向上するでしょう。

(2)トレンドに乗るトレードが増える

相場循環を理解することで、トレンドの方向に沿ったエントリーが自然と増えるようになります。

「相場の流れに乗る」ことはトレードの基本原則ですが、相場循環の視点なしにこれを実践するのは難しく、多くのトレーダーが逆張りや方向感のない局面でのエントリーを繰り返しがちです。

相場循環を把握できると、上昇トレンドが確認できた局面では自然と買い目線でチャートを見るようになり、押し目のタイミングで根拠のある買いエントリーができるようになるのです。

トレンドに乗るトレードは、エントリー後に含み益が伸びやすく、損切りも浅く済む傾向があるため、収益の最大化に直結します。

相場循環を理解することは、このシンプルな原則を実践するための土台となり、結果として長く相場の世界で生き残る力につながります。

(3)損切りと利確の判断が明確になる

相場循環を理解することで、損切りと利確の判断に明確な根拠を持てるようになります。

多くのトレーダーが悩む「どこで損切りすればよいか」「どこで利確すればよいか」という問いに対して、相場循環の局面変化がその答えを示してくれます。

損切りの判断では、エントリー時に想定した相場循環の根拠が崩れた時点が基本です。

例えば上昇トレンドの押し目買いでエントリーした場合、直近安値を割り込んで安値が切り下がったなら上昇トレンドの根拠が崩れたとして損切りする、という明確な基準を持つことができるようになるでしょう。

利確の判断でも同様に、上昇の勢いが鈍化してきた局面サインが出たタイミングを基準にすることで、感情に左右されない客観的な利確ができるようになります。

「なんとなく怖くなったから利確」や「まだ上がりそうだから持ち続ける」という感情的な判断から脱却できるようになり、安定したトレードができるようになるでしょう。

まとめ

まとめ

相場循環とは、「上昇・停滞・下落」というサイクルを繰り返す相場の動きを把握するための考え方です。

移動平均線の傾きや高値安値の更新、出来高やボラティリティを組み合わせることで、現在の相場が4つの局面のどこにいるかを判断することができます。

局面を正確に把握することで、無駄なエントリーを減らし、トレンドに乗った質の高いトレードができるようになります。

一方で、インジケーターへの過信・単一時間足での判断・経済指標による急変への無警戒といった落とし穴にも注意が必要です。

相場循環はあくまでも判断を補助するツールであり、最終的には総合的な視点とリスク管理が欠かせません。

「相場循環は理解できたが、自分のトレードにどう活かせばよいかわからない」「資産運用全体の戦略を見直したい」とお考えの方は、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーへの相談をご検討ください。

ココザスでは、資産運用に関する無料相談を承っています。

トレードや投資に関する疑問や不安をお持ちの方でも、経験豊富なファイナンシャルプランナーが一から丁寧にサポートします。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
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保有資格

AFP(日本FP協会認定)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

第一種証券外務員

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