みずほ銀行の新NISAの評判・口コミは?
はじめにみずほ銀行で新NISAを利用している方の評判の例を紹介します。
良い評判としては、セミナーなどを積極的に開催されており、みずほ銀行の口座を開設していない人でも参加できる点です。
新NISAなどの資産運用は正しい方法で運用しなければいけないうえ、基礎をしっかり学ぶ必要があることから、セミナーの反響は大きい特徴があります。また、運用実績も安定しており、資産も堅実に増えている方もいらっしゃいます。
一方で取扱商品が少なく手数料も高いと感じるなど、悪い評判もあるのも事実です。投資家からすれば、自身で選べる商品も少ないため、魅力ある金融機関とは言い切れないことでしょう。
みずほ銀行の新NISAのメリット
みずほ銀行での新NISAの評判は賛否両論ですが、当然メリットデメリットがあります。
ここでは3つのメリットを紹介します。
(2)みずほマイレージクラブで特典が受けられる
(3)1,000円から始められる
口コミだけで判断するのではなく、自身でしっかり確認しましょう。
(1)みずほNISAカフェで相談できる
みずほNISAカフェとは、カフェのように気軽に立ち寄れる資産運用の相談制度です。もちろん実店舗に相談しに行っても良いですが、「担当者が外出中」というケースも多いです。
さらにネット証券などはそもそも相談窓口が用意されていないことも多いですが、みずほNISAカフェには、「ライフプランアドバイザー」と呼ばれる資産運用の専門家が常駐しているので、気軽に資産運用のことを相談できます。
また新NISAについて学べるセミナーも無料開催されるので、初心者にとっては良い知識を身に付けてから始めることができるメリットがあります。
(2)みずほマイレージクラブで特典が受けられる
みずほ銀行では、取引状況に応じて特典が受けられる「みずほマイレージクラブ」のサービスを提供しています。
みずほ銀行やイオン銀行のATMの時間外手数料だけでなく、他行宛の振込手数料が0円になります。
また、2025年4月中旬よりポイントモールもスタートし、1ポイント1円として、「PayPayポイント」や「楽天ポイント」「dポイント」などにも交換できるサービスがスタートします。
現在ではキャッシュレスサービスの利用や給料口座の指定などでポイントが付与される仕組みですが、今後NISAでの運用でもポイントが付与され始めれば、よりポイントを貯めやすくなることでしょう。
(3)1,000円から始められる
みずほ銀行の新NISAは1,000円からスタートできるので、初心者の方でも始めやすい特徴があります。
新NISAでは各金融機関が積立金額の下限を設定しています。中には100円からスタートできる金融機関もありますが、5,000円や1万円に設定している場合もあります。
みずほ銀行の場合は最低1,000円からなので、少額から始めてみたい人に向いている金融機関と言えるでしょう。
みずほ銀行の新NISAのデメリット
一方、みずほ銀行の新NISAにはデメリットも3点あります。
(2)投資信託の購入手数料が高い傾向にある
(3)上場株式の売買ができない
1つずつ確認しましょう。
(1)つみたて投資枠が全部で16本と少ない
みずほ銀行のつみたて投資枠が全部で16本と少ないというデメリットがあります。(2025年4月時点)
つみたて投資枠は金融庁の基準を満たした投資信託が投資対象商品です。長期の積立・分散投資に適した商品ですが、「他の金融機関では取り扱いがあってもみずほ銀行にはない」ということがよくあります。
これにより、将来的に成長する銘柄への投資チャンスを逃す可能性も高いのです。
SBI証券や松井証券、楽天証券などは250本を超える銘柄があるので、選択肢が少ない場合、信託報酬の最安商品やパフォーマンスの良い商品を選ぶことができず機会損失につながる可能性も高くなることでしょう。
(2)投資信託の購入手数料が高い傾向にある
みずほ銀行の投資信託の商品によって購入手数料などの料金が高額になる傾向があります。
他の金融機関で新NISAを始め、投資信託を購入する場合、購入手数料は発生しませんが、みずほ銀行の成長投資枠では、129本のうち99本が購入手数料がかかります。購入手数料は1度きりなので大きな金額ではないと思われがちですが、毎月積立する場合はその都度発生します。
購入手数料はファンドによって購入金額や口数等などによって変動し、最大で基準価額の3.575%が発生します。
また、運用管理手数料や信託財産留保額なども当然にかかるので、比較的コストが高い傾向にあるのです。
(3)上場株式の売買ができない
成長投資枠では上場株式も投資対象となっていますが、みずほ銀行の新NISAでは上場株式の売買ができません。
上場株式の売買ができるのは証券会社のみとなっているため、「株式配当を狙った投資」や「米国株への投資」ができないのです。
さらに、みずほ銀行の成長投資枠で取り扱いしている本数は129本です。(2025年4月時点)証券会社と比較すると1/10程度と少ないデメリットがあります。
みずほ銀行で新NISAを始めるのに向いている人
みずほ銀行での新NISA開設のメリット・デメリットを紹介しましたが、どんな方なら向いているのでしょうか。
ここではみずほ銀行での新NISAに向いている人の特徴を4点紹介します。
(2)みずほNISAカフェが近くにある人
(3)信託報酬や手数料はそこまで気にならない
(4)銘柄選定が苦手な初心者の方
上記の項目に該当しているかチェックしてみましょう。
(1)みずほマイレージクラブを利用している
みずほマイレージクラブを普段から利用している方は、みずほ銀行での新NISAを始めるのに向いています。
時間外での入出金が多かったり、コンビニ(イーネット)での引き出しを良くされる方は、手数料が無料になるメリットがあるためです。
さらにみずほ銀行の口座を持っている人は、投資信託口座を簡単に開設できるので、個人情報なども全て登録する手間もかからないことからおすすめです。
(2)みずほNISAカフェが近くにある人
みずほNISAカフェが近くにある人は、相談してから始められるのでおすすめです。
新NISAは運用方法や資金管理、銘柄の選定などあらゆる知識が求められる投資です。これらの基礎を学ばずに始めても、安定した利益を生み出すことは難しいでしょう。
またインターネット上には新NISAに関する多くの情報があり、正しい知識を見極めるのは容易ではありません。
誤った知識のまま始めてしまう原因にもなりかねませんが、みずほNISAカフェが近くにあれば知識を身に付けてから始めることができるのでおすすめです。
(3)信託報酬や手数料はそこまで気にならない
信託報酬や手数料はそこまで気にならない方は、みずほ銀行で新NISAを始めるのに向いているでしょう。
他の金融機関と比較すると手数料が割高になりますが、それでも「みずほ銀行というブランドを信じて始めたい」など考える方も多く見受けられます。
手数料は運用額が大きくなるにつれて割高になるので、初心者の方など少額からスタートする場合は、それほど気にならないという声も多いです。
そのため、まずは手数料よりもメガバンクの安心感を重視し、運用を始めたい方におすすめです。
(4)銘柄選定が苦手な初心者の方
銘柄選定が苦手な初心者の方にみずほ銀行での新NISAは向いています。
証券会社などと比較すると、みずほ銀行で取り扱いしている銘柄は大幅に少ないです。
もちろん選択肢が少ないというデメリットは生じますが、どの銘柄が良いのかわからない方には決めやすいです。
銘柄が少ないとはいえ、つみたて投資枠は金融庁のお墨付きの投資信託が投資対象商品なので、比較的安定した利益を狙うこともできるということです。
まずは新NISAを始めてみたいという初心者の方に、みずほ銀行での開設は向いていると言えるでしょう。
みずほ銀行の新NISAでおすすめな銘柄3選
ここでは初心者の方に向けて、みずほ銀行の新NISAでおすすめな銘柄を3つ紹介します。
(2)たわらノーロード 先進国株式
(3)セゾン・グローバルバランスファンド
それぞれの特徴について解説しますので、詳しく見ていきましょう
(1)グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンドは、成長性や競争優位性、財務健全性などの視点で企業を選定し、株価の割安度を評価した上で投資を行うアクティブ型の投資信託です。
「ハイクオリティ成長企業」と定義する成長性の高い企業を中心に組み入れており、「未来の世界」(ESG)という愛称でも呼ばれています。
特に、テクノロジー、ヘルスケア、環境関連の分野に強みを持つ企業にフォーカスしており、将来の市場拡大を見据えた運用が特徴です。
長期的な資産形成を目指す投資家に適しており、世界の成長企業に分散投資したい方におすすめな銘柄でもあります。
(2)たわらノーロード 先進国株式
たわらノーロード先進国株式は、「MSCIコクサイ・インデックス」をベンチマークとするインデックスファンドです。
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンドと同じアセットマネジメントOneが運用するインデックス型の投資信託で、先進国の株式市場(日本を除く)を投資対象としています。
また信託報酬も年率約0.09889%と低コストなので、コストを抑えながら運用することができるおすすめ銘柄の1つです。
(3)セゾン・グローバルバランスファンド
セゾン・グローバルバランスファンドは、株式と債券を組み合わせて運用するバランスファンドです。
世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に50%ずつ分散投資し、株式と債券のバランスを維持しながら安定した成長を目指す銘柄でもあります。
世界の株式市場と債券市場を広くカバーし、安定した運用を目指す設計となっていることから新NISAでも人気の高い投資商品の1つです。
みずほ銀行で新NISAを始める際のポイント
最後にみずほ銀行で新NISAを始める際のポイントを3点紹介します。
(2)みずほセミナーに参加してから検討する
(3)専門家に相談してから始める
1つずつ確認しないまま新NISAを始めてしまうと、すぐに失敗して投資の世界から退場することにもなりかねません。必ずチェックしておきましょう。
(1)積立額をしっかり決めてから始める
新NISAを始める際は毎月の積立額をしっかり決めてから始めましょう。
無理な積立額で新NISAを始めてしまうと、途中で支払えなくなったり、生活に影響を及ぼす可能性も高くなります。
そのため、新NISAを始める前に、金融庁の資産運用シミュレーションで目標金額を決め、月々の運用額を設定することが大切です。
資産運用シミュレーションでは、3つのシミュレーションができます。
事前にシミュレーションを行い、目標金額を決めておけば、必要な運用額と運用期間が分かるため、無理のない資金で運用できます。
また新NISAは10年20年と長期運用によって成果が表れるものです。短期間の運用では元本割れするリスクが高まったり、資産が増えない可能性も高いです。
そのため、少額での長期運用を心がけることをおすすめします。
(2)みずほセミナーに参加してから検討する
みずほ銀行で新NISAを始める際は、みずほセミナーに参加してから口座開設するか検討しましょう。実際にセミナーに参加すれば、どのような運用実績と方法なのかを把握することができます。
また、新NISAの基礎についても学べるので、スタートを間違えずに始めることもできるでしょう。
ただし、セミナーでは良いことだけ話されるのが一般的なので、しっかり見極めるためにも専門家の意見は大切です。
(3)専門家に相談してから始める
みずほ銀行で新NISAを始める際は、ファイナンシャルプランナーへ相談するところからスタートしましょう。
注目されている新NISAであっても、適切な運用が出来なければ損失が生じた時に対処できなくなります。
「とりあえず新NISAを始めておけばいい」と考える人も多いですが、資金管理や分散投資、投資先の組み換えなど、学ばなければいけない点も多くあります。
これらをネットなどから独学で学ぼうとする人もいらっしゃいますが、その知識が正しいという保証はなく、最悪の場合は詐欺の被害に合うことにもなりかねません。
そのような事態に遭わないためにも、ファイナンシャルプランナーに相談し、基礎を身に付けることが大切です。
みずほ銀行のセミナーでも基礎は学べますが、短時間なので全て学びきるのは難しいです。
ファイナンシャルプランナーに相談すれば、基礎だけでなく新NISAの銘柄選定や運用方法など、さまざまなアドバイスをもらうことができるのです。
ココザスはファイナンシャルプランナーとして、新NISAをはじめとした投資や資産運用のサポートを行っております。
投資の基礎知識から運用方法、リスクなど、初心者でも一からスタートできるように、さまざまな視点からアドバイスを行います。
またお客様に合った金融機関なのかの相談も承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせ下さいませ。
まとめ
みずほ銀行での新NISAの評判は、セミナーなどで基礎を学べるなどの高い評価がある一方で、取り扱い銘柄が少なく、手数料が高いとの意見もあります。
これからみずほ銀行で新NISAを始める人は、まずはセミナーに参加して感触などを掴むと良いでしょう。
またセミナーだけで口座開設を判断するのではなく、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談し、自分に合った金融機関なのかを見極めてもらうことをおすすめします。