初心者におすすめな資産運用の相談先5選
最初に初心者におすすめな資産運用の相談先を5つ紹介します。具体的には以下の5つです。
(2)証券会社(店舗型)
(3)IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
(4)FP(ファイナンシャルプランナー)
(5)投資助言会社
順番に解説します。
(1)銀行
銀行は、投資信託や保険などの金融商品の提供だけでなく、預金・投資・各種ローンなど、資産運用全般についての相談が可能な場所です。
1:高い信頼性と安心感
2:店舗が多いので利用しやすく、資産運用だけでなく融資の相談も可能
1:取り扱い商品が限られていること
2:手数料が高めに設定されていること
3:専門知識が少ない可能性があること
銀行の最大のメリットはその高い信頼性と安心感です。
「銀行」の名前が投資初心者にとって信頼性と安心感を与え、多くの人が投資に関して無知識の場合でも安心して相談できます。
また、店舗が多いので利用しやすく、資産運用だけでなく融資の相談も可能である点も大きなメリットと言えます。
しかし、銀行には注意点も存在します。具体的には、取り扱い商品が限られていること、手数料が高めに設定されていること、専門知識が少ない可能性があること、などです。
特に、提案された商品をそのまま購入せず、自分に必要な商品かどうかを見極めることが重要です。
銀行での相談を考えている方は、自身のニーズと銀行の提供サービスをしっかり比較し、自分に合った商品を選ぶようにしましょう。
(2)証券会社(店舗型)
証券会社は企業や投資家の間に立ち、資産運用に関する様々なサービスを提供する金融機関です。
資産運用の専門家が集結しており、株式や債券、投資信託などの売買を扱うことが主な業務です。特に店舗型の証券会社は、直接担当者と会うことで運用に関する詳しいアドバイスを受けることができます。
1:専門家から直接提案を受けられる
2:全国に支店があり、自分の住む地域でも足を運びやすい
1:手数料は比較的高めに設定されている
2:投資商品はネット証券に比べて少ない
店舗型の証券会社の一番の特徴は、専門家から直接提案を受けられること。専門知識を持つプロから資産運用の相談ができるので、初心者でも安心して始められます。
また、大手証券会社には全国に支店があり、自分の住む地域でも足を運びやすいというメリットもあります。
一方で、証券会社の手数料は比較的高めに設定されていることが多く、また、投資商品はネット証券に比べて少ないというデメリットもあります。そのため、コストパフォーマンスに注目する人や、特定の商品を探している人には不向きかもしれません。
それでも、「投資のプロに相談したい」と考える人にとっては、証券会社はおすすめの相談先の1つと言えるでしょう。
(3)IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関に所属せずに資産運用の提案や助言を行う専門家です。IFAの多くは銀行、証券会社、保険会社で長年経験を積んだ人が多く、中立的な立場から相談者にアドバイスを提供します。
1:取り扱い商品の種類が多い
2:豊富な経験を持つプロからアドバイスをもらえる
1:手数料設定額が担当者によって異なる
2:認知度が銀行・証券会社に比べて低いため、見極めが必要
IFAの特徴は、取り扱い商品の種類が多く、また、証券会社で勤めていた方が独立してIFAとなることが多いため、豊富な経験を持つプロからアドバイスをもらえることです。
さらに、特定の金融機関に所属せず、ノルマなどのしがらみがないため、相談者のニーズに最も適した商品を提案できます。
一方、IFAのデメリットとしては、手数料設定額が担当者によって異なる点や、所属している企業の規模が小さいことが挙げられます。認知度が銀行・証券会社に比べて低いため、見極めが必要な場合もあります。
IFAは豊富な経験と中立的な立場から相談者に最適な資産運用方法を提案できるプロです。個々のニーズに応じた対応が可能であり、長期的なサポートも期待できます。
(4)FP(ファイナンシャルプランナー)
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、お金に関する様々な相談を行う専門家のことを指します。ライフプランの設計から資産運用、住宅ローンの相談まで幅広く対応し、あなたの資産運用をトータルでサポートするパートナーです。
1:お金に関する一般的な相談からライフプランを見据えた資産運用まで全般的にサポートしてくれる
1:具体的な金融商品の提案は法律上できない
2:FPは個々で得意とする分野が異なる
FPの特徴としては、お金に関する一般的な相談からライフプランを見据えた資産運用まで全般的にサポートしてくれる点が挙げられます。
ただし、具体的な金融商品の提案は法律上できないため、アセットアロケーション(資産配分)の提案を主とします。また、FPは個々で得意とする分野が異なるため、相談する前にそのFPの得意分野を把握することが重要です。
FPは、あなたの資産運用について、またライフプラン全体を見据えた資産形成の相談に対応できる専門家です。
あなたの資産運用の相談先としてFPを検討してみてはいかがでしょうか。
(5)投資助言会社
投資助言会社は、その名の通り投資に関する助言を行う企業のことを指します。これらの会社は、金融庁から投資助言・代理業というライセンスを取得しており、その存在が法的に認められています。
1:専門家から質の高いアドバイスを受けられる
2:資産運用の目標達成に向けて継続的なサポートを受けられる
1:違法な会社も存在するので見極めが重要
投資助言会社を利用するメリットとしては、専門家から質の高いアドバイスを受けられることが挙げられます。また、資産運用の目標達成に向けて継続的なサポートを受けられるため、長期的な資産運用を考えている人にとっては強力なパートナーとなるでしょう。
一方、投資助言会社を利用する際の注意点としては、詐欺的な方法で顧客を騙す違法な業者が存在すること、アドバイス内容が会社の運営方針によって大きく変わる可能性があることなどが挙げられます。
選ぶ会社によって提供されるサービスやその質は大きく異なるため、自分の目的やニーズに合った会社を選ぶことが大切です。
資産運用・投資の相談をするメリット
資産運用・投資の相談をするメリットは以下2点です。
(2)資産運用の選択肢を広げてくれる(知らないうちに損することを防げる)
順番に説明します。
(1)お金や現状の資産に関する疑問に答えてもらえる
資産運用や投資に関する相談を専門家に行うと、お金や現状の資産に対する不明確な部分が明確化します。
資産運用の相談とは、自身の収入や支出、家族構成、保険状況などを専門家に示し、それに基づいて最適な投資方針や運用計画を策定するための協議のことです。
相談することのメリットとしては、自分だけで悩むのではなく、専門家の意見を聞き、自分の資金状況やライフスタイルに合った資産運用の道筋を描くことができる点が挙げられます。
しかし、相談する際には、自分の現状を正確に伝えることが大切です。資産運用の成功は、自身の状況に基づいた適切な計画によって左右されるため、全ての情報を隠さずに専門家に相談しましょう。
資産運用の相談は、あなた自身の資産状況についての疑問を解消し、資産運用の計画を立てるための重要なステップです。
適切なアドバイスを受けて、自分のライフスタイルに合った資産運用を進めてみてはいかがでしょうか?
(2)資産運用の選択肢を広げてくれる(知らないうちに損することを防げる)
資産運用を始める際、専門家に相談すると選択肢が広がります。
多角的な視点から投資可能な商品を知ることができ、それが結果として資産運用の幅を広げることにつながります。
これから投資を始める初心者は、多くの場合、投資知識が不足しているため、どのような運用方法を選ぶべきか分からないという状況に直面します。
もちろん、株式投資や投資信託といった基本的な選択肢は知っているかもしれませんが、具体的なファンドや運用方法までは把握していないことがほとんどです。
しかし、資産運用の専門家に相談することで、自分が知らなかった投資商品の存在を知り、投資の可能性を広げることができます。
さらに、知らないだけで損をするケースもあります。例えば、ネット証券を活用することで、銀行での投資よりもお得になるケースがあります。
また、NISAやiDeCoといった税制優遇制度を知らないと、無駄に所得税を払ってしまう可能性もあります。
これらの情報を得るためにも、資産運用や投資の専門家に相談することは大変有益です。
もし、これから資産運用を始めるなら、専門家に相談することを強くおすすめします。
相談先を探すところから始めてみましょう。
資産運用の相談前にしておくべき準備4選
資産運用の相談前にしておくべき主な準備は以下の4つです。
(2)相談先を複数候補に入れる
(3)自分のリスク許容度を確認する
(4)決断するのは自分自身!合わないと判断すれば担当者を変えてもらう
順番に解説します。
(1)資産運用の目的と予算を明確にしておく
まずは、資産運用をする目的と目標、そして予算を明確に設定することが重要です。
目的と目標が明確であれば、相談先の担当者はあなたのニーズに合った具体的な案を提示しやすくなります。また、予算を決めておくことで、運用方法の選択肢が明確になります。
たとえば、“35歳までに5,000万円の資産を作りたい”や、“老後の資金として3,000万円必要”など、具体的な数字を設定してください。また、資産運用の予算も「始めに使える金額は100万円、毎月5万円追加できる」など具体的に決めておくことが望ましいです。
完璧な計画がなくても大丈夫、まずはあなたの希望や予算を考え、相談してみましょう。
(2)相談先を複数候補に入れる
資産運用の相談をするときには、1つの相談先に絞り込むのではなく、複数の相談先を候補に入れることを推奨します。
相談先としては、IFA(独立した金融アドバイザー)、証券会社、銀行、FP(ファイナンシャルプランナー)などが考えられます。それぞれ異なる視点や提案をもたらしてくれるため、複数のジャンルから候補を選びます。
複数の相談先を用意することにより、自分に合った担当者を見つけることが可能になります。
それぞれの相談先が提案する資産運用の方法や商品を比較し、自分の資産運用の目標やライフスタイルに合った相談先を見つけることが大切です。
これにより、自分だけの資産運用戦略を立て、成功へと導くことができます。
(3)自分のリスク許容度を確認する
リスク許容度とは、あなたが許容できる投資リスクの範囲のことです。
一般社団法人 全国銀行協会が提供する「あなたのリスク許容度診断テスト」は、自身のリスク許容度を理解するのに役立つツールです。
このテストを使うと、個々の投資家がどれだけのリスクを許容できるか、またはどれだけのリターンを期待できるかを把握することが可能です。
一方で、リスク許容度を超えて高リスクの投資を行うと、大きな損失を被る可能性があります。
また、投資対象の価格動向が気になってしまい、精神的にも大きな負担になることがあります。そのため、自分のリスク許容度を超えない範囲での投資が重要です。
(3)決断するのは自分自身!合わないと判断すれば担当者を変えてもらう
あなたが相談する資産運用の専門家は、様々な提案を持ってきますが、最終的な決定はあなた自身が行います。アドバイザーとの相性や対応が合わないと判断すれば、遠慮せずに担当者を変更しましょう。
適切な資産運用を行うためには、専門家の提案を理解し、自己の判断で決定を下すことが重要です。これは、資産運用が常にリスクを伴い、基本的には長期間続けるものだからです。
例えば、あるアンケートによると、424人のユーザーが資産運用の相談相手を選ぶ際には、「資産運用に対する考え方」や「人柄」を重視していました。これは、専門的な知識だけでなく、アドバイザーとの信頼関係やコミュニケーションが重要であることを示しています。
資産運用の相談は、自分自身の決断と相性の良いアドバイザーの選び方が鍵となります。適切な判断を行うためには、提案の理解を深め、納得のいく選択をすることが重要です。
これらを踏まえ、あなた自身が納得のいく資産運用の相談相手を見つけて今すぐ相談しましょう。
自分にあった資産運用の相談先の選び方4選
自分にあった資産運用の相談先の選び方のポイントは、以下の4点です。
(2)同一担当者から長期的なサポートが見込めるか
(3)運用経験のある専門家がいるか
(4)取り扱っている投資商品の数は十分か
順番に解説しますので、ぜひ参考にして相談先を検討してみてください。
(1)中立的な立場で自分にあう商品を提案をしてくれるか
中立的な立場で自分にあう商品を提案してくれるとは、あなたの目的やニーズに適した提案をするために、特定の会社や商品に偏らず、多くの選択肢から最適な商品を提案してくれる相談先のことを指します。
銀行や証券会社、保険会社などは自社の取り扱い商品からしか提案することができないため、提案が限定される傾向にあります。
しかしながら、独立系のファイナンシャルアドバイザー(IFA)や一部のオンライン相談サービスでは、さまざまな会社の商品から選ぶことが可能なため、より広範な選択肢から自分に合った商品を提案してくれる可能性があります。
一方で、中立的な立場であることを強調する相談先でも、提案商品の選択肢が実は限られている場合があります。また、メディアで取り上げられているように、会社本位での営業活動が行われているケースもあるため、アドバイザーを選ぶ際には慎重な調査と確認が必要です。
以上の点を理解し、適切な相談先を見つけることで、あなたの資産運用が成功する一歩を踏み出しましょう。
(2)同一担当者から長期的なサポートが見込めるか
資産運用の相談先を選ぶ際に重視すべきことの1つは、同一の担当者から長期的なサポートが受けられるかどうかです。
資産運用は長期戦であるため、資産運用のパートナーとなる相談先は長期間一貫したサポートを提供できる能力が求められます。
銀行や証券会社では、担当者が数年おきに異動や転勤となる可能性があります。その結果、新しい担当者との関係性を一から築く必要が出てくるかもしれません。
一方、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)やオンライン相談サービスなどでは、同一担当者からの長期的なサポートが見込めます。
ただし、どの担当者でも最高のサービスを提供してくれるとは限らないため、相談先を選ぶ際には各企業の評判やサービス内容を確認することが重要です。
(3)運用経験のある専門家がいるか
資産運用の相談先を選ぶ際、重要なポイントの1つが「運用経験のある専門家がいるか」です。
多様な金融機関が存在しますが、中には一度も実際の運用経験を持たないアドバイザーや営業職員も存在します。
例えば、FP(ファイナンシャルプランナー)というプロフェッショナルがいます。彼らは幅広い金融知識を持つ専門家であり、その中には資産運用の分野に精通した人々も存在します。
ただし、FPの専門領域は人それぞれなので、あなたが相談したい具体的な分野の経験者を見つけることが大切です。
金融機関を選ぶ際には、運用経験のある専門家がいるかどうかを確認しましょう。
これらのポイントを押さえ、あなたの資産運用目標に適した相談先を見つけてください。
(4)取り扱っている投資商品の数は十分か
取り扱っている投資商品の数が多ければ、あなたにとって最適な資産運用の道筋が見つけやすくなります。
しかし注意が必要なのは、どのような種類の投資商品が扱われているか、という点です。
例えば、大手の銀行や証券会社は多数の投資信託を扱っていることが一般的ですが、その中には系列企業が運用する商品が多い場合があります。
このような場合、提案される商品はあなたのニーズに合ったものではなく、企業側の都合により売られてしまう可能性があります。
一方で、FP(ファイナンシャルプランナー)やIFAも中立的な立場で多様な投資商品を提案してくれるため、投資信託、ETF、貯蓄型保険、国債・地方債、REITなど、自分のニーズに合った投資商品が見つけやすいと言えます。
資産運用の相談先を選ぶ際には、取り扱っている投資商品の数と種類、それらの透明性と保全性を確認することが重要です。
それにより、自分に最適な投資商品を見つけ、効率的な資産運用を行うことが可能となります。
まとめ
本記事を読んで、あなたも適切な資産運用の相談先を見つけ、準備を整えることができましたら幸いです。その後はあなた自身の判断により、最適な投資を行って資産を増やしていきましょう。
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