NISA・投資信託

NISAは本当に危険?不安を感じる理由と知っておくべきリスクと対策を解説

  • #新NISA

「NISAは本当に危険なの?」
「NISAで損をする人がいるって本当?」
「始める前に、どんなリスクを知っておくべき?」

このような疑問や不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

NISAは運用益が非課税になる制度として注目されていますが、投資である以上、価格の変動によって資産が減る可能性もあります。

そのため、インターネットやSNSでは「NISAは危険」「損をする可能性がある」といった情報を目にして、不安を感じる人も少なくありません。

一方で、NISAは制度そのものにリスクがあるわけではなく、仕組みや投資の考え方を理解していれば、長期的な資産形成に役立てることができる制度です。

大切なのは、「危険だからやめる」と決めつけるのではなく、どのようなリスクがあり、どう向き合えば良いのかを知っておくことです。

そこで、この記事では、NISAに不安を感じる理由や実際に知っておきたいリスク、不安を減らすための考え方や対策について分かりやすく解説します。

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この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

NISAに不安を感じる人が増えている理由

NISAに不安を感じる人が増えている理由

NISAに不安を感じる人が増えている理由は、制度そのものが危険だからではなく、投資リスクや制度の仕組みを十分に理解しないまま、情報だけが先行しているためです。

NISAは、少額から非課税で資産形成を始められる制度として、多くの人に利用されています。

一方で、SNSやニュース、動画サイトなどでは「NISAは危険」「やめたほうがいい」といった不安を煽る情報も目に入りやすくなりました。

特に投資初心者の場合、NISAの仕組みを正しく理解できていないと、一部の情報だけを見て「NISAは怖いもの」と感じてしまうことがあります。

そこで、ここでは、NISAに対して不安を感じる人が増えている主な理由を3つ紹介します。

(1)「NISAは危険」という情報だけが広く拡散されているため
(2)NISAの仕組みやリスクを正しく理解できていないため
(3)「損をするかもしれない」という不安があるため

(1)「NISAは危険」という情報だけが広く拡散されているため

NISAに不安を感じる人が増えている理由の1つは、「NISAは危険」という情報が広く拡散されているためです。

SNSや動画サイト、掲示板などでは「NISAで損をした」「投資は危険だ」といった体験談や意見が目に入りやすく、これを見て不安を感じる人も少なくありません。

特に、投資に慣れていない人ほど、ネガティブな情報を強く受け止めてしまう傾向があります。

本来、NISAは、投資で得た利益に税金がかからないようにする制度であり、制度そのものが危険というわけではありません。

しかし、投資には価格変動があるため、短期的に資産が減る可能性もあります。

こうしたリスクの部分だけが強調されて広まることで、「NISAは危険」というイメージが独り歩きしてしまうケースもあります。

その結果、制度の本来の仕組みを理解する前に、不安だけが先に大きくなってしまう人が多いのです。

(2)NISAの仕組みやリスクを正しく理解できていないため

NISAに不安を感じる背景には、投資初心者が制度の仕組みを十分に理解していないことも関係しています。

NISAは投資で得た利益が非課税になる制度ですが、投資そのものの仕組みやリスクを理解しないまま始めようとすると、不安を感じやすくなります。

例えば、株式や投資信託は市場の状況によって価格が上下します。

このような値動きは投資では当たり前のことですが、仕組みを知らないままだと「資産が減ってしまうのではないか」と強い不安を感じてしまうことがあるでしょう。

NISAは長期的な資産形成を目的とした制度です。

その前提を知らないまま短期間で結果を求めてしまうと、制度そのものに対して誤解を持つ原因にもなります。

制度の特徴や投資の基本を理解していないことが、不安を感じる要因になっているケースも多いのです。

(3)「損をするかもしれない」という不安があるため

NISAに不安を感じる人が多い理由として、「損をするかもしれない」という不安があることも挙げられます。

NISAで購入する株式や投資信託は、価格が変動するため購入した金額よりも評価額が下がる可能性があります。

銀行預金のように元本が保証されている金融商品に慣れている人にとっては、元本割れの可能性がある投資は心理的なハードルが高く感じられることもあるでしょう。

そのため、「損をするかもしれない」という不安から、NISAに対して慎重になる人も少なくありません。

NISAは、短期的な値動きで利益を狙う制度ではなく、長期的に資産を積み上げていくことを想定した制度です。

長期間にわたって積立投資を続けることで、価格変動の影響を平均化しやすくなると考えられています。

こうした仕組みを知らないままだと、元本割れの可能性だけが強く意識され、不安につながりやすくなるのです。

NISAで不安を感じる主な理由

NISAで不安を感じる主な理由

NISAで不安を感じる理由は、相場の下落によって資産が減る可能性があることや、短期間で大きな利益を狙う投資スタイルには向いていないことです。

NISAは運用益が非課税になる制度ですが、投資である以上、元本が保証されているわけではありません。

特に、投資を始めたばかりの人は、少し資産が減っただけでも「このまま続けて大丈夫なのか」と不安を感じやすいでしょう。

また、NISAは長期的な資産形成を後押しする制度のため、短期的な値動きだけで判断すると、本来のメリットを活かしにくくなる可能性があります。

ここでは、NISAで不安を感じる主な理由を詳しく紹介します。

(1)相場下落で資産が減る可能性があるため
(2)短期売買には向いていないため

(1)相場下落で資産が減る可能性があるため

NISAで不安を感じる理由として、相場の下落によって資産が減る可能性があることが挙げられます。

株式市場や投資信託の価格は、景気や金利、世界情勢などさまざまな要因によって変動します。

そのため、市場全体が下落すると、保有している資産の評価額も下がることがあります。

特に投資経験が少ない人は、価格が下がる場面を見ると「このまま続けて大丈夫なのか」と大きな不安を感じやすいでしょう。

ただし、相場の下落は投資を続けるうえで避けられないものです。

大切なのは、一時的な値下がりだけで判断するのではなく、長期的な視点で資産形成を考えることです。

(2)短期売買には向いていないため

NISAは長期投資を前提として活用されることが多い制度であるため、短期間で利益を狙う投資スタイルには向いていません。

FXや株式の短期売買では、値動きを利用して数日から数週間の短期間で利益を狙うことがあります。

一方で、NISAはそのような短期的な売買で利益を積み重ねるよりも、長期的に資産を育てていく考え方と相性の良い制度です。

そのため、短期で結果を求める人ほど「思ったように増えない」と感じやすく、制度とのギャップに戸惑うことがあります。

こうした投資スタイルの違いが、不安につながる要因の1つです。

NISAで失敗する人の特徴

NISAで失敗する人の特徴

NISAで失敗しやすい人には、短期的な値動きに振り回される、生活資金まで投資してしまう、商品内容を理解せずに選んでしまうといった共通点があります。

NISAは資産形成に活用しやすい制度ですが、投資の考え方を誤ると期待した成果が得られないこともあります。

特に投資経験が少ない場合、相場の下落に焦って売却してしまったり、十分に考えずに商品を選んでしまったりするケースも少なくありません。

ここでは、NISAで失敗しやすい人の特徴について詳しく紹介します。

(1)暴落時に焦って売却してしまう人
(2)生活資金まで投資してしまう人
(3)人気ランキングだけで商品を選ぶ人

(1)暴落時に焦って売却してしまう人

相場が大きく下落したときに焦って売却してしまう人は、NISAで失敗しやすい特徴の1つです。

株式市場は、景気や世界情勢などの影響で大きく下落することがあります。

そのような場面では、保有資産の評価額も一時的に減ることがあります。

評価額が急に下がると不安になり、「これ以上下がる前に売った方が良いのではないか」と考えてしまう人も多いでしょう。

しかし、下落局面で慌てて売却してしまうと、その時点で損失が確定してしまいます。

市場は上下を繰り返すため、短期的な値動きだけで判断してしまうと、本来の投資方針が崩れてしまうことがあります。

その結果、長期的な資産形成を続けられず、投資の世界から離れてしまう人も少なくありません。

(2)生活資金まで投資してしまう人

生活資金まで投資に回してしまう人も、NISAで失敗しやすい傾向があります。

投資には価格変動があるため、短期間で資産が減る可能性もあります。

そのため、生活に必要なお金まで投資してしまうと、値下がりしたときに強い不安を感じやすくなるでしょう。

例えば、急な出費や生活費が必要になったとき、資金に余裕がないと投資資産を売却せざるを得ない状況になることもあります。

その結果、値下がりしているタイミングで売却してしまうことにつながりかねません。

NISAは長期的な資産形成に活用しやすい制度だからこそ、生活費や緊急時に使うお金とは分けて、余裕資金の範囲で始めることが大切です。

(3)人気ランキングだけで商品を選ぶ人

人気ランキングだけを参考にして商品を選ぶ人も、NISAで失敗しやすい傾向があります。

金融機関のサイトや投資情報サイトでは、売れ筋ランキングや人気商品が紹介されていることが多く、それを参考に商品を選ぶ人も少なくありません。

しかし、人気がある商品が必ずしも自分に合っているとは限りません。

投資対象やリスクの大きさ、値動きの特徴などは商品ごとに異なるため、内容を理解せずに選ぶと想定外の値動きに戸惑うことがあります。

そのため、ランキングはあくまで商品選びの参考にして、それだけで判断するのは避けた方が良いでしょう。

自分の投資目的やリスク許容度に合っているかを確認したうえで、商品を選ぶことが大切です。

NISAで失敗する人の特徴

NISAの不安を減らすための投資の考え方

NISAの不安を減らすための投資の考え方

NISAの不安を減らすためには、短期的な値動きだけで判断せず、長期・積立・分散を意識しながら、無理のない範囲で投資を続けることが大切です。

NISAに不安を感じる人は少なくありませんが、投資の基本的な考え方を理解しておくことで、相場の値動きに過度に振り回されにくくなります。

特に意識したいのが、「長期・積立・分散」という資産運用の基本です。

一度に大きな金額を投資するのではなく、毎月一定額を積み立てながら、複数の資産や地域に分散して投資することで、一時的な下落による不安を抑えやすくなります。

生活費や急な支出に備える生活防衛資金を確保したうえで、価格変動があることを前提に投資を続けることが重要です。

ここでは、NISAの不安を減らすための投資の考え方について詳しく紹介します。

(1)長期・積立・分散を意識する
(2)インデックス投資を中心にする
(3)生活防衛資金を確保する
(4)価格変動を前提に投資する

(1)長期・積立・分散を意識する

NISAの不安を減らすためには、長期・積立・分散という投資の基本を意識することが重要です。

これらは資産運用の基本とされており、価格変動の影響を抑えながら資産形成を目指す考え方です。

まず、長期投資は10年以上を目安に資産を運用する考え方です。

株式市場は短期的には大きく上下することがありますが、長い期間で見ると、市場全体は経済成長とともに拡大してきた歴史があります。

そのため、長期で保有することで短期的な値動きの影響を受けにくくなると考えられているのです。

長期投資の効果

引用|金融庁「資産形成の基本」を元に弊社作成

次に、積立投資とは、毎月など一定のタイミングで同じ金額を投資していく方法です。

例えば、毎月1万円など決めた金額を継続して投資することで、価格が高いときには少ない口数を、安いときには多い口数を購入する形になります。

結果として購入価格が平均化されやすくなり、タイミングを気にしすぎる必要がなくなるメリットがあります。

積立投資

引用|金融庁「資産形成の基本」を元に弊社作成

次に、分散投資とは、複数の企業や地域に投資する方法です。

例えば、S&P 500に連動する投資信託であれば、アメリカの代表的な約500社に分散投資することになります。

さらに、株式だけでなく債券や不動産などに分けて投資しておくと、損失のリスクを軽減しやすくなるでしょう。

このように長期・積立・分散を意識することで、短期的な値動きに振り回されにくくなり、安定した資産形成を目指しやすくなります。

分散投資

引用|金融庁「資産形成の基本」を元に弊社作成

(2)インデックス投資を中心にする

投資初心者の場合は、インデックス投資を中心に考える方法も選択肢の1つです。

インデックス投資とは、株価指数などの市場全体の動きに連動する投資信託に投資する方法です。

個別株に投資する場合、特定の企業の業績によって値動きが大きく変わることがあります。

一方、インデックス投資は多くの企業に分散して投資する形になるため、個別企業の影響を受けにくい特徴があります。

また、長期投資と相性が良いとされている点も特徴の1つです。

インデックス投資は市場全体の成長に連動する仕組みのため、短期的な値動きよりも、長期的な経済成長の影響を受けやすいと考えられています。

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(3)生活防衛資金を確保する

投資を始める前に、生活防衛資金を確保しておくことも重要です。

生活防衛資金とは、急な出費や収入減少などに備えて用意しておく生活費のことです。

一般的には、生活費の3カ月〜6カ月分が目安とされています。

投資には価格変動があるため、資産が一時的に減る可能性もあります。

生活に必要なお金まで投資してしまうと、値下がりしたタイミングで資産を売却せざるを得ない状況になることもあるでしょう。

そのため、生活費とは別に余裕資金で投資を行うことが大切です。

余裕資金の範囲で投資をしていれば、価格変動があっても落ち着いて運用を続けやすくなります。

資金に余裕を持つことは、安心して投資を続けるための大切なポイントです。

(4)価格変動を前提に投資する

投資では価格が常に上下するため、その変動を前提に考えておくことが大切です。

株式や投資信託は市場の状況によって価格が変わるため、短期的に資産が増減することは珍しくありません。

価格が下がったときに驚いてしまうのは、値動きがあることを十分に想定していない場合が多いです。

あらかじめ価格は変動するものだと理解しておくことで、過度に不安を感じにくくなります。

投資では、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で資産の推移を見ることが重要です。

価格が下がる場面も想定したうえで投資を続けることで、冷静に判断しやすくなります。

こうした考え方を持つことが、NISAの不安を減らすことにつながります。

NISAをやめた方がいい人

NISAをやめた方がいい人

NISAをやめた方がいい人は、投資の値動きに強いストレスを感じる人、短期で利益を出したい人、生活費ギリギリで資金に余裕がない人です。

NISAは資産形成を支援する制度ですが、すべての人に向いているとは限りません。

投資には価格変動があり、考え方や資金状況によっては負担になる場合もあります。

無理に利用すると、かえって不安やストレスにつながることもあるため、自分に合っているかを事前に確認しておくことが大切です。

ここでは、NISAの利用を慎重に考えた方がいい人の特徴を紹介します。

(1)投資の値動きに強いストレスを感じる人
(2)短期で利益を出したい人
(3)生活費ギリギリで資金に余裕がない人

(1)投資の値動きに強いストレスを感じる人

投資の値動きに強いストレスを感じる人は、NISAの利用を慎重に考えた方が良いでしょう。

NISAは税制優遇のある制度ですが、投資である以上、価格の変動は避けられません。

株式や投資信託は日々価格が上下するため、評価額が一時的に下がることもあります。

こうした値動きを見るたびに強い不安を感じてしまう場合、投資を続けること自体が精神的な負担になる可能性があります。

資産運用では、短期的な価格変動を受け入れながら長く続ける姿勢が重要です。

しかし、値動きに強いストレスを感じる人は、無理にNISAを利用する必要はないでしょう。

(2)短期で利益を出したい人

短期で利益を出したいと考えている人も、NISAにはあまり向いていない可能性があります。

NISAは長期的な資産形成を目的として活用されることが多い制度であり、短期売買で利益を狙うことを前提とした仕組みではありません。

短期売買は市場の値動きに大きく左右されるため、タイミングによっては損失がでる可能性もあります。

一方で、NISAでは長期で資産を保有しながら、徐々に増やしていく投資が基本とされています。

そのため、短期間で利益を得ることを目的にしている場合は、制度の特徴と合わない可能性があります。

(3)生活費ギリギリで資金に余裕がない人

生活費ギリギリで資金に余裕がない人も、NISAを始めるかどうか慎重に判断することが大切です。

投資には価格変動があるため、急にお金が必要になった場合、価格が下がっているタイミングで売却しなければならない可能性があります。

その結果、損失が確定してしまうこともあるでしょう。

資産運用を始める前には、生活費とは別に生活防衛資金を確保しておくことが重要です。

生活に必要なお金と投資資金を分けて管理することで、価格変動があっても落ち着いて資産運用を続けやすくなります。

資金に余裕がない状態で無理にNISAを始めるのではなく、まずは家計を整え、余裕資金を作ることから始めると良いでしょう。

それでもNISAが多くの人に選ばれる理由

それでもNISAが多くの人に選ばれる理由

NISAが多くの人に選ばれる理由は、運用益が非課税になるだけでなく、長期投資と相性が良く、少額から将来の資産形成を始めやすい制度だからです。

NISAには価格変動などの不安要素もありますが、それでも多くの人に利用されているのは、いくつかのメリットがあるためです。

ここでは、NISAが多くの人に選ばれている主な理由を4点紹介します。

(1)運用益を非課税で受け取れるため
(2)長期投資と相性が良いため
(3)少額から投資を始められるため
(4)将来の資産形成に使いやすいため

(1)運用益を非課税で受け取れるため

NISAが多くの人に選ばれている理由の1つは、運用益を非課税で受け取れる点です。

通常、株式や投資信託で利益が出た場合、その利益には約20%の税金がかかります。

例えば、10万円の利益が出た場合、約2万円が税金として差し引かれることになります。

一方、NISA口座で購入した商品で得た利益については、この税金がかかりません。

つまり、得られた利益をそのまま資産として残しやすくなるのです。

投資は長期的に運用を続けるほど、税制優遇による利益の差が大きくなりやすいため、資産形成を進めるうえで大きなメリットになると考えられています。

実際に金融庁が公表している「NISA口座の利用状況調査」によると、2025年12月末時点でNISAの総口座数は2,826万口座に達しています。

こうした税制優遇があることから、NISAは多くの人に利用されている資産形成制度となっています。

引用|金融庁「NISAの利⽤状況

(2)長期投資と相性が良いため

NISAは、長期投資と相性が良い制度とされています。

投資信託や株式は短期的には価格が大きく変動することがありますが、長い期間で見ると経済成長とともに上昇してきた歴史があります。

また、長期で投資を続けることで、利益が再び投資に回る複利の効果も期待できます。

こうした仕組みを活かしながら資産を積み上げていける点も、NISAが多くの人に選ばれている理由の1つです。

(3)少額から投資を始められるため

NISAは少額から投資を始められる点も大きな特徴です。

投資というと、まとまった資金が必要というイメージを持つ人も少なくありません。

しかし、投資信託の積立投資であれば、金融機関によっては月100円程度から投資を始めることができます。

少額から始められるため、投資経験がない人でも無理なく資産運用をスタートしやすい環境が整っていると言えるでしょう。

また、毎月一定額を積み立てることで、価格が高いときも低いときも継続的に購入することになります。

その結果、購入価格を平均化しやすくなる点もメリットです。

こうした始めやすさが、NISAが多くの人に利用されている理由の1つとなっています。

(4)将来の資産形成に使いやすいため

NISAは将来の資産形成に活用しやすい制度であることも特徴です。

非課税で運用できるため、長期間にわたって資産を積み上げていくことが可能であり、老後資金や教育資金など、将来に備えた資金準備として活用している人も多くいます。

また、積立投資を利用すれば毎月一定額を継続して投資することができるため、計画的に資産を増やしていきやすい点もメリットです。大きな金額を一度に投資する必要がなく、時間をかけて資産形成を進めることができます。

こうした使いやすさと制度のメリットが組み合わさっていることが、NISAが多くの人に選ばれている理由と言えるでしょう。

NISAを始める前に確認しておきたいポイント

NISAを始める前に確認しておきたいポイント

NISAを始める前には、投資の目的や無理のない積立金額、金融機関の選び方、長期投資を続ける前提を確認しておくことが大切です。

NISAは税制面でのメリットがある一方、投資である以上、価格変動などのリスクもあります。

事前に基本的な考え方を整理しておくことで、NISAをより安心して活用しやすくなります。

ここでは、NISAを始める前に確認しておきたいポイントを4点紹介します。

(1)投資の目的を決める
(2)積立金額を無理のない範囲にする
(3)金融機関選びも重要
(4)長期投資の覚悟を持つ

(1)投資の目的を決める

NISAを始める前に、まずは投資の目的を明確にしておくことが重要です。

目的がはっきりしていないまま投資を始めてしまうと、価格が下がったときに不安になり、途中でやめてしまう可能性があります。

老後資金の準備や教育資金の積立、将来の資産形成など、目的によって投資の期間や方法も変わってきます。

また「将来的にいくらの資産を積み上げたいのか」から逆算して、月々の積立額を決める際にも役立ちます。

資産運用は長い期間をかけて行うことが多いため、なぜ投資をするのかを最初に整理しておくことが大切です。

目標を決めておくことで、価格変動があっても長期的な視点で投資を続けやすくなるでしょう。

(2)積立金額を無理のない範囲にする

NISAを利用する場合は、積立金額を無理のない範囲に設定することが大切です。

投資には価格変動があるため、生活費に影響がでるような金額を投資してしまうと、相場が下がったときに不安を感じやすくなります。

一般的には、生活費や急な出費に備えた資金とは別に、余裕資金の範囲で投資を行うことが望ましいとされています。

無理のない金額で積立を続けることで、短期的な値動きに振り回されにくくなり、長期的に資産運用を続けやすくなるでしょう。

(3)金融機関選びも重要

NISAを始める際には、金融機関選びも重要なポイントになります。

NISA口座は銀行や証券会社などで開設できますが、金融機関によって取り扱っている商品や手数料、サービス内容が異なる場合があります。

例えば、投資信託の種類が豊富な金融機関もあれば、積立投資の最低金額が低く設定されているところもあります。

自分が利用しやすいサービスや投資商品がそろっているかを確認しながら金融機関を選ぶことが大切です。

(4)長期投資の覚悟を持つ

NISAを活用するためには、長期投資を続ける覚悟を持つことが大切です。

投資信託や株式は短期的には価格が大きく変動することがありますが、時間をかけて運用することで値動きの影響を受けにくくなると考えられています。

そのため、短期的な値動きだけで判断するのではなく、長い目で資産を育てていく姿勢が重要になります。

積立投資を継続することで複利の効果も期待できるため、落ち着いて資産運用を続けやすくなるものです。

短期の値動きに一喜一憂せず、長く続けることを前提に投資に向き合うように意識しましょう。

まとめ

まとめ

今回は、NISAに不安を感じる理由や知っておきたいリスク、不安を減らすための考え方について紹介しました。

NISAは、短期的な値動きだけに振り回されず、長期的な視点で資産を育てていく姿勢が重要になります。

長期・積立・分散といった基本的な考え方を意識し、無理のない金額で投資を続けていくことで、将来の資産形成に役立てやすくなります。

また、生活防衛資金を確保しておくことや、投資の目的を明確にしておくことも、安心してNISAを活用するためのポイントです。

NISAを始めるべきか迷っている方や、自分に合った資産運用の方法を知りたい方は、専門家に相談するのも1つの方法です。

ココザスでは、NISAの始め方はもちろん、将来の資産形成や投資の考え方についてのご相談も受け付けています。

「NISAを始めたいけれど不安がある」
「自分に合った資産運用の方法を知りたい」
「将来に向けて、何から始めればいいか相談したい」

このようなお悩みがある方は、ぜひ一度ココザスへご相談ください。

あなたの収入や家計状況、将来の目標に合わせて、無理なく続けやすい資産形成の方法をご提案いたします。

この記事の監修者

持丸 雅士

ココザス株式会社|コンサルタント|FP

持丸 雅士

Masashi Mochimaru

突如起きた父親の入院・手術をきっかけにお金に対する不安を感じ、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
ファイナンシャルプランナー技能士2級及びAFP認定を取得後、お金に対する正しい知識・情報を世の中に伝えていきたいと思い、個人向け資産形成コンサルティング事業を展開しているココザス株式会社へ入社。
資産形成で不安を抱えているお客様の視点に立ち、年間800人以上の資産形成のサポートを行っている。
また現在はセミナー講師として講演会を行うなど、正しいお金の知識を広げる活動にも取り組んでいる。

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AFP(日本FP協会認定)

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