「3週間で身につく日本人が知らないお金の常識」 無料プレゼント!
投資信託とは
投資信託とは様々な投資対象をまとめた投資のパッケージ商品です。
ひとつの投資信託で色々な投資対象が入っています。
例えば東証プライム市場(以前の東証一部)に上場する全ての株式を投資対象とする投資信託や全世界の株式を投資対象とする投資信託、株式だけでなく債券や金などを投資対象とする投資信託もあります。
様々な投資対象に分散投資でき、かつ少額から投資できるという点が投資信託の特徴です。
投資信託を利用せずに全世界の株式を買おうすると、途方もない大金が必要になります。
ですが投資信託であれば少額で投資を行うことが可能です。
なぜ投資信託は少額から投資できるのかと言うと、多数の投資家から少しずつ資金を集めて、まとまったお金を運用の専門家が投資するからです。
ひとりひとりが投資しているお金は少額でもそれがまとまれば大金になりますので、様々な投資商品に投資できるというわけです。
投資信託はいくらから始められる?
投資を始めるとなると大金が必要だと思っていませんか?
投資信託の場合、100円から始めることができます。
※証券会社や購入方法によって最低購入金額は異なりますが、ネット証券の積立投資の場合は100円から購入できることが多いです
投資を始めたいけどいきなり大金を投資に回すのは怖いな…と思う方も多くいらっしゃいますが、その感覚は正しいです。
投資初心者が最初から投資に大金を投じるのはおすすめしません。
しかし、投資信託であればわずか100円から投資を始めることができます。
この点が投資初心者には投資信託がおすすめという理由の1つです。
では続いて投資信託の買い方を紹介します。
投資信託の買い方
投資信託の買い方は2つあります。
(2)スポット投資
それぞれにメリット・デメリットがありますので、2つの買い方をよく理解してどちらの方法で投資するのか検討しましょう。
(1)積立投資
積立投資は1ヶ月毎など、あらかじめ決めた期間毎に定期的に投資信託を購入する方法です。
時間が経つほど購入した投資信託が積み立てられていきますので、積立投資とよばれています。
購入することができるスパンは証券会社によって様々で、毎日積立ができるものもありますが、一般的な積立投資は毎月積立です。
毎月入ってくる給与などの収入の一部を積立投資に回すことで自然と投資を家計の一部にすることができます。
積立投資のメリットは毎月少額で投資ができる点と、長期間毎月積立投資をすることで時間の分散投資ができる点です。
景気に波があるように株式市場にも波があります。
しかし株価が高い時も低い時も積立投資をすることで買値を平均的な数値にすることができます。
また、つみたてNISAを利用すると利益に税金がかからないというメリットもあります。
一方デメリットはなかなか投資額が増えないことです。
毎月100円の積立を1年間続けて、運用がとても上手くいき2倍になったとしても100円×12月×2倍=2,400円にしか増えません。
投資金額が少ない間は利益も少なくなります。
(2)スポット投資
スポット投資とは、自分の好きなタイミングで自分が決めた金額を一括で投資する買い方です。
例えば「10月1日に100万円分の投資信託を購入する」というような買い方になります。
スポット投資のメリットはタイミングを見計らって投資できる点です。
株価が低い局面でスポット投資して、その後予想通り株価が上昇すれば利益を得ることができます。
ただ、予想に反して株価が下落すればもちろん損になります。
スポット投資は良くも悪くも積立投資よりはリスクの高い買い方です。
投資初心者が投資を始める際に貯金を全てスポット投資する、というようなことは避けましょう。
投資信託のメリットとデメリット
投資信託がどういった投資商品なのか、いくらから始められるのかや買い方について説明してきました。
では投資信託のメリットとデメリットは何なのでしょうか?
ここでは投資信託のメリットとデメリットについて解説します。
投資信託のメリット
投資信託のメリットは大きく2つです。
順番に解説していきます。
2:基本的にほったらかしでOK
1:少額から分散投資ができる
既に説明したとおり、投資信託は少額から投資することが可能で100円からでも投資ができます。
投資初心者にとっては少額から投資できるのは安心ですし、高所得者でない方にとっても少ない金額でも毎月積立投資ができるのはありがたいですね。
更には投資信託は一つの商品の中に様々な投資対象が入っています。
例えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託には世界中の株式が約3,000銘柄も入っています。
参考|三菱UFJ国際投信「 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
投資信託の投資対象は株式だけではありません。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」という投資信託の投資対象は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートとなっており株式以外の商品も投資対象となっています。
参照|三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」
ひとつの株式のみに投資をしていた場合、その企業が倒産してしまえば株式の価値はなくなります。
しかし、多数の企業の株式を保有していればひとつの銘柄が下落しても他の銘柄が上昇していれば資産全体の影響は大きくはなりません。
分散投資を行うことでリスクを小さくできるのです。
少額で分散投資ができるという点は投資信託の大きなメリットです。
2:基本的にほったらかしでOK
投資信託は実際の運用はファンドマネジャーと呼ばれる専門家が行います。
ですので、基本的には購入すればほったらかしでも自動的に投資信託の運用ルールに基づいて投資がされます。
もちろん運用状況を定期的にチェックすることは重要ですが、基本的にほったらかしでもOKというのは運用を専門家に任せられる投資信託ならではのメリットです。
会社員など本業が忙しく投資にかける時間を少なくしたい方にとってもありがたいですね。
投資信託のデメリット
投資信託のデメリットは以下の2つです。
2:良い投資信託を選ばないと大損することもある
投資では投資商品のデメリットを理解しておくことも大変重要です。
あとあと思わぬ損失を招かないためにもしっかりとデメリットを把握しておきましょう。
1:コストがかかる
投資信託は専門家に運用を任せるため以下のようなコストが発生します。
2:投資信託を保有している間発生する信託報酬
3:投資信託の売却時に発生する信託財産留保額(無料の投資信託も多い)
これらのコストは例え運用成績が悪くともかかる費用です。
コストがかかるというのは投資家にとってデメリットです。
2:良い投資信託を選ばないと大損することもある
投資信託という投資商品は日本国内で販売されているだけでも数えきれないぐらいの商品があります。
そのため良い投資信託を選ばないと結果的に損をすることもあるのです。
基本的には低コストで十分に分散されている投資信託から選ぶのがよいでしょう。
また、つみたてNISAで投資できる投資信託は国が定めた条件を満たした優良な投資信託となっていますので、これらを参考にするのもいいですね。
かといって、投資初心者にはどの投資信託が良いのかなんてことはなかなか分かりません。
<参考記事>
投資信託はやめたほうがいい?投資信託のメリット・デメリットを詳しく徹底解説
ココザスでは投資初心者向けに「負けない積立投資~魅力的な投資信託とは~」というテーマでセミナーを開催しています。
投資信託の基礎知識から、選び方までを分かりやすく解説していきます。
参加無料となっていますので、興味のある方はぜひこちらも検討してみてください。
自分に合った投資金額で投資を始めよう
投資を始める際にはいくら投資するのか自分に合った金額を考えることが重要です。
投資の大原則は余裕資金で行うということです。
これは忘れてはいけません。
投資はその仕組み上、長期間続けるほど資産が増加していく可能性が高いです。
そのため無理のない自分に合った金額で長期投資をするということが重要になります。
では、自分に合った投資金額はいくらなのかを確認していきましょう。
自分の資産に応じて投資する
当たり前ですが、貯金が100万円ある人と貯金が1億円ある人では余裕に大きな差があります。
他人の投資額を聞いて「あの人は100万円投資しているから私も100万円投資しないと…」と思う必要はありません。
他人と比べるのではなく、自分の資産状況に応じた投資を始めることが重要です。
まず自分の資産状況を把握し、そこから当面の生活費や将来使う予定がある分(車の購入費や結婚費用など)を除きます。
これが余裕資金です。
仮に余裕資金が100万円あれば、例えば月5万円ずつ20ヶ月かけて投資信託を買おうというように投資方法を検討していきます。
また、月々の給料の一部を投資に回すという方法も一般的です。
給料から生活費を除いた一部を投資に回すというイメージですね。
どちらにしろ、投資は余裕資金で行うことが原則になります。
無理な投資は長く続かないため、長期運用できる金額で運用していきましょう。
将来の目標額から逆算する
今の資産状況や収入状況から投資額を考えるという方法の他に、将来どれくらいのお金が必要かという点から逆算する方法もあります。
例えば60歳時点で2,000万円を目標金額として、現在の年齢は30歳だとしましょう。
目標金額は2,000万円、積立期間は30年間、想定利回りは5%とします。
これを金融庁のシミュレーションで計算してみると、毎月必要な積立額は24,031円です。
あくまで利回りは想定ですので、必ずしも結果がシミュレーションのとおりになるわけではありませんが、積立投資のイメージが持てるのではないでしょうか。
参考|金融庁「資産運用シミュレーション」
長期投資と複利の力
投資をするにあたって長期で続けていくことが大切だと伝えてきましたが、ここでは改めて長期投資の重要性をシミュレーションをしながら説明していきたいと思います。
長期投資が重要である理由の1つが複利の力を得ることができるからです。
単利と複利の違い
単利(たんり)というのは投資元本に対してのみ利率がかかります。
利率2%の投資商品に100万円を投資した場合、1年後は2万円増え102万円、2年後も2万円増え104万円…というのが単利です。
一方でこれが複利(ふくり)だと1年後に2万円増えるまでは同じですが、その後は増えた分に対しても利率が計算されます。
つまり2年後の資産は102万円から2%増え、104万400円です。
この時点では単利と複利の差はたった400円ですが、これが年が経つほどに広がっていき、20年、30年といった期間だととても大きな差となります。
例えば投資元本100万円を単利5%、複利5%でそれぞれ30年間運用した場合、最終的な資産額は単利の場合250万円ですが、複利の場合だと432万円となり180万円以上の差が出ます。
複利は長期間になればなるほどその威力が増しますので、長期で投資するということが重要になるのです。
<参考記事>
投資信託の複利とは?計算方法までわかりやすく解説!
長期投資に適した投資信託を選ぶ
長期投資を続けるためには、既に説明したように自分に合った投資金額で投資するということと、長期投資に適した投資信託を選ぶということが重要です。
コストが高く、分散がされていない投資信託を買ってしまうと長期投資を行っても十分な投資成績を得ることができない可能性が高く、損をしてしまう可能性すらあります。
そのため良い投資信託を選ぶということが重要なのです。
ココザスでは投資初心者向けに「負けない積立投資~魅力的な投資信託とは~」というテーマでオンラインセミナーを開催しています。
投資信託の選び方から正しい戦略まで分かりやすく説明していきますので、ぜひこちらのセミナーを受講することも検討してみてください。
まとめ
今回は投資信託はいくらから始められる?ということについて投資初心者向けに解説しました。
下記のポイントを覚えておきましょう。
投資信託は少額で分散投資ができる投資初心者が投資を始めるのにおすすめの投資商品です。
ただし、投資信託にも良い商品と悪い商品がありますので、長期投資に適した投資信託を選びましょう。
大切なお金に関する相談は信頼できるパートナーに
あなたに合う資産形成方法をFP(ファイナンシャルプランナー)に相談して、不安点をなくして投資の第一歩を踏み出してみませんか?
ココザスでは家計の見直しから、資産形成のご相談、投資信託に関する不明点の解消まで様々なご相談に無料で対応しております。
「自分にはどんな投資が合うんだろう?」「老後資金の準備で投資信託を活用したいけれど、いくら必要なのかな?」など…
気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。