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つみたてNISAとは?いつが始め時?始め方を簡単解説

  • #つみたてNISA

「つみたてNISAって最近よく聞くけれど、それほどお得なの?」と、疑問に思っていませんか?
つみたてNISAは、20代・30代などの若い世代が注目している税制優遇制度です。
投資初心者でも利益を出しやすい仕組みのために、若い世代を中心に多くの方が利用されています。

本記事ではつみたてNISAのメリット・始め方・始めるタイミグについて解説します。

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、少額からの積立・分散投資をサポートするために2018年1月よりスタートした税制優遇制度です。

つみたてNISAでは、毎年40万円まで条件を満たした投資信託の購入ができます。
その保有している投資信託から得られる分配金、売却した際の売却益が最大20年の間、非課税となります。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAは、2021年6月時点で417万5,430口座と多くの方が利用しています。
年代別の口座数は以下となり、20代・30代・40代の世代から多く利用されている特徴があります。

・20代:80万9,093口座
・30代:117万7,990口座
・40代:103万5,183口座
・50代:69万5,904口座
・60代:32万92口座
・70代:11万8,247口座・80代以上:1万8,921口座

引用元:金融庁「NISA口座の利用状況調査」より
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20211008.html

この理由は、つみたてNISAは若年層にとって大きなメリットがあるためです。
ここからは、つみたてNISAの4つのメリットについて紹介します。

最大20年、税金がかからない

つみたてNISAのメリットの1つは、最大20年間税金がかからないことです。

一般的な株式取引などの場合では、株の売買により売却益が発生すると約20%が課税されます。
これは、税制の仕組み上、仕方のないことですが、せっかくの利益が目減りしたように感じますよね。
投資初心者であれば、なおさらでしょう。

そこで、つみたてNISAの出番です。
毎年40万円までの投資信託であれば、最大20年間、得られた利益が非課税となります。

つまりは、20年の期間内であれば投資信託を好きなタイミングで売却でき、売却益も非課税となります。約20%の課税が免税されるのは、大きなメリットです。
しかも20年の間なら、タイミングを見計らって売りさばけるため利益を出しやすいのも魅力です。

つみたてNISAは毎年40万円までの投資信託に適用できます。
以下のように20年間で最大800万円までが対象となります。

引用元:金融庁「つみたてNISAの概要」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html


月100円からでも始められる

つみたてNISAのメリットは、毎月少額の金額から始められることです。
つみたてNISAをするためには、毎月の投資信託の購入金額を設定する必要があります。
設定できる金額は証券会社により様々ですが、「楽天証券」のように月100円から始められるところもあります。

引用元:楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/

毎年40万円まで投資が可能なため、12か月一定の金額で購入すると月33,333円まで設定できます
つまりは、毎月100円から33,333円までの間で始められるため、投資初心者にとってもハードルが低いはずです。
自分の余剰資金に合わせて設定することで、無理なく始めましょう。

長期分散投資が手軽にできる

つみたてNISAのメリットは、長期分散投資が手軽にできることです。
投資の世界では、長期間の資産運用に適した方法の1つとしてドルコスト平均法が有名です。

ドルコスト平均法は、時間を分散し、一定の金額を購入することで価格変動によるリスクを抑えられます。
この方法では、価格が下がると1度に購入できる量が増えるため、価格が回復したときにリターンが大きくなります。逆に価格が高いときは購入できる量が少ないため、価格が下がってもリスクが小さいです。

引用元:金融庁
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html

つまり、つみたてNISAを運用することは、このドルコスト平均法の実践となります。
毎月決めた金額で同一の投資信託を購入するため、投資の知識がなくても長期分散投資方法であるドルコスト平均法を実践できるのは、大きなメリットです。
そのため、投資経験の浅い方であっても、長期運用することで利益を上げられる可能性は高くなります。

ほったらかしで運用できる

つみたてNISAのメリットは、ほったらかしで運用できることです。

後ほど詳しく説明しますが、つみたてNISAは口座を開設し、購入金額・購入する投資信託を決定するだけです。後は定期的に指定した口座から資金が引き落とされ、投資信託を購入してくれます。

そのため、設定した金額や購入商品に変更がなければ、そのままほったらかしでも運用されます。
また、ドルコスト平均法を実践するためにも、購入商品の見直しは頻繁にする必要がありません。
年1、2回の見直し程度で良いでしょう。

あまりに簡単なため、「本当にそれだけで良いの?」と思う方もいるかもしれませんね。
そのような方のために、具体例を示してみましょう。

仮に毎月33,333円を購入すれば、毎年約40万円の限度いっぱいまで利用できます。
20年間続ければ、投資したお金だけでも約800万円となり、利益によってはトータル1,000万円を超えることも夢ではありません。

「月3万円も余剰資金がないよ」という方のために、毎月10,000円と設定してみましょう。
20年間続けることで、投資金額は240万円になります。
最初は金額が少なくても、徐々に購入金額を増やすことで、20年後には大きな資産となるでしょう。
なによりも長期間続けることが、つみたてNISAで成功する秘訣です。

つみたてNISAの始め方

「つみたてNISAが資産運用に役立つのはわかった。でも、どうやって始めるの?」と疑問が湧いてきたはずです。
「資産運用を始める」と聞くと何か難しいことのように感じるかもしれませんが、そのようなことはありません。
ここからは、つみたてNISAの始め方について説明します。
手順は簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

(1)口座を解説する

つみたてNISAを始めるには、まず口座開設からです。
覚えておいて欲しいのは、つみたてNISAは1人1口座しか持てないことです。

「何気なく銀行窓口で勧誘されるままに作ってしまったけれど、ネット証券に購入したい商品があるためもう1つ別に口座を作りたい」と思ってもできません。その際は1年に1回なら金融機関を変更できますが、以前の購入商品は元の口座で保管するため管理が煩雑になります。

このような事態を避けるためにも、つみたてNISAは口座を開設する金融機関選びがとても大切です。
そこで、金融機関を選ぶ際の5つのポイントを紹介します。

1:窓口対応が必要かどうか
金融機関を大きく分類すると、店頭型とネット型の2種類です。店頭型の金融機関であれば、窓口で銀行員等に疑問などを直接質問できるのが利点です。
ネット型の金融機関であれば、スマホやパソコンから手軽に登録できるのが利点となります。

2:商品が豊富にそろっているか
つみたてNISAでは、購入する商品が結果を分けることもあります。そのため、金融機関を選ぶ際のポイントは、商品が豊富にそろっているかです。

商品購入の基準の1つに「信託報酬の安さ」があります。
信託報酬とは、投資信託の保有中にかかる手数料のことです。
つみたてNISAは最長20年間と長期間となるため、この信託報酬の違いが結果に大きく左右します。
つまり、取り扱っている商品が豊富であれば、信託報酬の安い商品群から選択できるためです。

3:最低投資金額は何円から設定できるか
つみたてNISAを少額から始めたい方には、最低投資金額もポイントとなります。
最低投資金額を100円から設定できるネット証券もあります。
自分の余剰資金に合わせて自由に設定したい方は、このような最低投資金額に加えて、設定できる単位にも注目しましょう。
例えば1円単位、1,000円単位などがあります。

4:購入する頻度が細かく設定できるか
金融機関選びのポイントに、購入する頻度があります。
つみたてNISAでは毎月1回の購入が一般的です。
しかし、時間分散投資をより細かくしたい方もいますよね。
そのような方は、購入頻度は毎月・毎週・毎日と選択できる金融機関を選びましょう。

5:引き落とし方法が豊富か
最後の金融機関選びのポイントは、引き落とし方法です。証券口座から引き落とされる方法だけではなく、銀行口座やクレジットカードから引き落とす方法もあります。
自分にとって都合の良い方法が選べる金融機関にしましょう。
それでは、これら5つのポイントを「三井住友銀行 」「ゆうちょ銀行 」「楽天証券 」で比較してみましょう。

三井住友銀行ゆうちょ銀行楽天証券
店頭・ネット店頭・ネット
両方に対応
店頭・ネット
両方に対応
※但しネットは
ゆうちょダイレクトに
ログインが必要です
ネットのみ
商品数3商品9商品179商品
最低投資金額10,000円
設定可能:10,000円単位
1,000円
設定可能:1,000円単位
100円
設定可能:1円単位
購入頻度毎月毎月毎月/毎日
引き落とし方法三井住友銀行の
普通預金口座
ゆうちょ銀行の
通常貯金講座
証券口座、楽天銀行
その他金融機関
楽天クレジットカード

このように金融機関によって大きく違いがあります。
つみたてNISAの口座開設後、後悔しないためにもしっかりとチェックしましょう。

(2)毎月の投資金額を設定する

つみたてNISAの口座を開設できたら、次に毎月の投資金額を設定します。

投資の頻度が毎月の場合は、最大月33,333円まで設定が可能です。
それ以上は、年40万円を超えてしまうため設定できません。
長期間の運用が前提になるため、余剰資金に合わせて無理のない設定にしましょう。

(3)投資商品を選択する

最後に投資商品を選択します。
口座を開設した金融機関が取り扱っている商品の中から、良いと思う投資商品を選択します。
投資初心者にとっては、これが一番難しいと感じることでしょう。
商品選びに迷う場合は、窓口やFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめです。

始めるタイミングはいつが良い?

つみたてNISAのメリットや始め方を理解すると、次に「始めるのに最適なタイミングっていつだろう」と思いませんか?
結論は、できる限り早めに始めることが良いです。

誰しも商品を購入して、すぐに価格が下落していくのは嫌ですよね。
そのため、上昇局面で始めたいと思うのは当然でしょう。

しかし、少し考えて欲しいのはつみたてNISAの運用期間です。
最長20年という長期にわたり運用する間には、上昇局面もあれば、下降局面もあるはずです。
これを読み切るのはプロの投資家でも不可能でしょう。

つみたてNISAのメリットは、ドルコスト平均法が実践できることです。
そのため、売買のタイミングを計るよりも、できる限り早く始めて多くの複利を得る方が結果的に良くなるはずです。

金融庁のシミュレーションにおいて、月額33,333円を年率2%で20年間運用した場合を計算した結果が以下となります。
年々積み重なっていく複利の様子がわかりますね。

引用元:金融庁「資産運用シミュレーション」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

つみたてNISAで迷ったらFPに相談しよう!

つみたてNISAについて、意外と難しくなさそうだなと感じていただけたでしょうか。

資産運用と聞くと一部のお金持ちがすることだと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
実際に、20代のつみたてNISAの口座数は80万9,093口座もあります。
多くの若者がすでに、つみたてNISAを始めているのです。
投資初心者だからと諦めずに、できる限り早く始めることで10年後、20年後に大きな違いが出るでしょう。

しかし、つみたてNISAにも投資初心者に難しいことがあります。
それは、どの商品にするか決めることです。
一度決めた商品を長期間購入するため、慎重にならざるを得ないでしょう。
そこで、おすすめをしたいのはFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することです。

「どの商品を買えば良いの?」
「どの金融機関がおすすめなの?」
「他の税制優遇制度との違いは?」
「月々いくら購入資金にすれば良い?」
「お金のことなので不安がある…」

など、お金に関係する様々な疑問や不安を解決できるのは、資産運用のプロであるFPです。
ぜひFPに相談して、つみたてNISAの一歩を踏み出してみましょう。

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